単行本 「 New Manual 」 待望の書籍化
2025/10/24

講談社の文芸誌『群像』とNew Manualのコラボレーション企画によって2023年から全8回にわたって掲載された、日本を代表する豪華執筆陣8名とアートディレクター後智仁、フォトグラファーTAKAY、スタイリスト長瀬哲郎による写真と文芸の実験的連載企画が待望の書籍化。
ヴィンテージとは何か?長い時間をかけ色々な人の手に渡り奇跡的に今に存在するもの。そこには、物語やロマンがある。その考えのもと、同じ要素を持つ文芸と何か一緒に活動できないだろうか?というところから始まった講談社の文芸誌『群像』とのコラボレーション。2023年から全8回にわたって掲載された、日本を代表する豪華執筆陣8名とアートディレクター後智仁、フォトグラファーTAKAY、スタイリスト長瀬哲郎による写真と文芸の実験的連載企画が待望の書籍化。ヴィンテージデニムアドバイザー藤原裕が選び抜いたヴィンテージアイテムと文学、ファッションが交錯する、贅沢なアンソロジー。
出版社 講談社 価格 税込3,520円 単行本 200ページ
【著者】
町田 康
1962年大阪府生まれ。1997年『くっすん大黒』で Bunkamura ドゥマゴ文学賞、野間文芸新人賞、2000年「きれぎれ」で芥川賞、2001年『土間の四十八滝』で萩原朔太郎賞、2002年「権現の踊り子」で川端康成文学賞、2005年『告白』で谷崎潤一郎賞、2008年『宿屋めぐり』で野間文芸賞を受賞。他の著書に「猫にかまけて」シリーズ「スピンク日記」シリーズ、『ホサナ』『記憶の盆をどり』『湖畔の愛』『ギケイキ』『男の愛』『しらふで生きる』『私の文学史』など多数。最新刊は『口訳 古事記』。
燃え殻
1973年神奈川県生まれ。小説家、エッセイスト。2017年『ボクたちはみんな大人になれなかった』で小説家デビュー。著書に小説『これはただの夏』『湯布院奇行』、エッセイ『すべて忘れてしまうから』『夢に迷って、タクシーを呼んだ』『相談の森』『断片的回顧録』がある。
片岡 義男
1940年東京都生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始める。1974年「白い波の荒野へ」で作家としてデビュー。翌年発表した「スローなブギにしてくれ」で野性時代新人文学賞受賞。小説、評論、エッセイ、翻訳などの執筆活動のほか写真家としても活躍している。小説『ロンサム・カウボーイ』『彼のオートバイ、彼女の島』『ミッキーは谷中で六時三十分』『くわえ煙草とカレーライス』、評論『日本語の外へ』、エッセイ『僕は珈琲』、写真集『私は写真機』ほか著書多数。
舞城 王太郎
1973年、福井県生まれ。2001年『煙か土か食い物』で第19回メフィスト賞を受賞しデビュー。03年『阿修羅ガール』で第16回三島由紀夫賞を受賞。『熊の場所』『九十九十九』『好き好き大好き超愛してる。』『ディスコ探偵水曜日』『短篇五芒星』『淵の王』『深夜百太郎』『短篇七芒星』など著書多数。12年には『ジョジョの奇妙な冒険』(荒木飛呂彦著)の25周年に際して『JORGE JOESTAR』を刊行。近年は小説に留まらず、『バイオーグ・トリニティ』(漫画・大暮維人)の原作、『月夜のグルメ』(漫画・奥西チエ)の原案、トム・ジョーンズ『コールド・スナップ』の翻訳ほか、短編実写映画『BREAK』の脚本、監督、長編アニメ『龍の歯医者』やアニメシリーズ『ID:INVADED』の脚本、短編アニメ『ハンマーヘッド』の原案、脚本、監督などをつとめている。
北方 謙三
1947年佐賀県唐津市生まれ。中央大学法学部卒。70年「明るい街へ」でデビュー。81年『弔鐘はるかなり』でハードボイルド小説に新境地を開く。83年『眠りなき夜』で日本冒険小説協会大賞、吉川英治文学新人賞、85年『渇きの街』で日本推理作家協会賞を受賞。89年『武王の門』で歴史小説に挑み、91年『破軍の星』で柴田錬三郎賞を受賞。さらに近年は『三国志』など中国小説での活躍も目覚ましく、2004年『楊家将』で吉川英治文学賞に、06年には『水滸伝』全19巻で司馬遼??太郎賞に、07年『独り群せず』で船橋聖一文学賞、11年『楊令伝』全15巻で毎日出版文化賞に輝く。このほか10年日本ミステリー文学大賞受賞、13年紫綬褒章受章、16年菊池寛賞受賞、20年旭日小綬章受章。
山内 マリコ
1980年富山県生まれ。2008年「女による女のためのR-18文学賞」読者賞を受賞。2012年、地方都市の均質化したロードサイドに生きる、若い女性たちの肖像を描いた連作短編集『ここは退屈迎えに来て』でデビュー。同作と初の長編小説『アズミ・ハルコは行方不明』『あのこは貴族』が映画化されている。近作に『一心同体だった』『すべてのことはメッセージ 小説ユーミン』がある。
朝吹 真理子
1984年東京都生まれ。2009年、「流跡」でデビュー。2010年、同作でBunkamuraドゥマゴ文学賞を最年少受賞。2011年、「きことわ」で芥川賞を受賞。著書に小説『TIMELESS』、エッセイ集『だいちょうことばめぐり』などがある。
金原 ひとみ
1983年東京都生まれ。2003年、「蛇にピアス」ですばる文学賞を、翌年に同作で芥川賞を受賞。若い読者を中心に絶大な支持を受ける。近著に『腹を空かせた勇者ども』、『ハジケテマザレ』。
【アートディレクション】
後智仁
2008年、デザイン会社WHITE DESIGNを設立。広告キャンペーンの設計、商品企画開発、企業ブランディングやスタートアップの立ち上げなどに多く携わる。近年では、アパレルブランドの設計、立ち上げ、ブランディング、店舗設計なども手がけている。日本財団と渋谷区によるプロジェクト「The Tokyo Toilet」にも参加。現代美術作家としても活動。
【写真】
TAKAY
1996年渡英、英ファッション誌『i-D』でキャリアをスタート。各国のモード誌やファッション広告、CM撮影等グローバルに活動。個人制作にも力を注ぎ、これまでに個展の開催や写真集の出版など精力的に発表を行なっている。2020年よりYohji Yamamotoパリ・コレクションの照明デザインを手掛ける。
【スタイリスト】
長瀬哲朗
1996年よりスタイリストとして活動を始める。メンズ・レディスを問わず、国内外の雑誌、ファッションブランドはもちろん、広告、TV、映画、演劇、音楽、エキジビションなどあらゆる媒体を横断するスタイリストとして活躍。近年はファッション視点からの鋭い時代感覚を活かしたクリエイティブディレクターとしても、多方面で活躍している。
【ヴィンテージデニムアドバイザー】
藤原 裕
原宿の老舗ヴィンテージショップ<ベルベルジン>ディレクター。ヴィンテージデニムアドバイザーとしてYouTubeでもチャンネルを運営。ショップの顔として店頭に立ち、数多くのブランドのアドバイザーなども務めデニム産業全般に関わる。ヴィンテージ・ファンや著名人からの信頼も厚く、スタイリングなども手掛ける。